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FAQ(よくある質問)

アルミニウム電解コンデンサには温度依存性はありますか?

コンデンサの特性は規定された温度範囲内でも一定ではありません。下図に容量とインピーダンスの温度変化の事例を示します。アルミニウム電解コンデンサは電解液の特性から高温で容量は増加しインピーダンスは低くなります。低温になれば容量は減少しインピーダンスは増加します。この特性値はシリーズや容量によって異なりますので、実際に使用するコンデンサを使って実機で動作確認を行うなど回路動作に問題のないことを確認する必要があります。

また、カテゴリー温度上限を超えて使用した場合には、電解液の蒸気圧の上昇や通電による電気化学反応で、コンデンサ内部の圧力が高くなり破裂や液漏れの原因となります。
容量とインピーダンスの温度変化の事例