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フィルムコンデンサ

フィルムコンデンサの寿命を教えてほしい

フィルムコンデンサは、通常設定されている定格範囲内であれば磨耗故障にいたらず、したがって、寿命という概念も基本的にはありません。ただし、定格を超える場合や高温高湿環境下ではその限りではありませんので、それぞれの条件下での使用の可否や寿命について、詳細を吟味する必要があります。

フィルムコンデンサにどのくらい電流を流せますか?

周波数に対する許容電流データを参照ください。ただし、このデータは正弦波電流に関してのものであり、実際ご使用の機器での波形は、かなりの高調波成分を含んでいることが多く、前出データの許容値を多少超える場合でも、コンデンサの自己発熱が許容値以下である場合が多々あります。最終的には、実機での自己発熱確認を推奨いたします。

高周波電圧のディレーティングはなぜ必要?

高周波電流許容値によって制限される電圧です。ただし、この電圧は、あくまでも交流成分についてで、直流電圧が重畳された場合は、そのピーク電圧が直流定格電圧を超えないことが必要です。なお、波形が正弦波と異なる場合は、以下の条件を満足しているか併せて確認が必要です。
(1) 電流条件を満足する(許容電流以下である)。
(2) パルス定格電圧が規定されている場合、Up-p電圧が定格以下である。