CSR行動規範

ルビコングループの行動規範

ルビコングループ行動規範は、安全な労働環境の下、従事する者に対する処遇を満たす為に、その業務が法令を遵守するだけでなく環境責任と企業倫理に則り遂行される事を目的として定めたもので、旧EICC行動規範に準拠しています。

1 人権・労働

雇用の自主性
全ての従業員をその自由意志において雇用し、また従業員はいつでも離職又は雇用の終了を選択できる自由を保証します。強制、拘束、支配、奴隷、人身売買、拉致などの人権侵害行為を厳重に禁止し、従業員の身分証明書の留保を行いません。
ハラスメント行為、非人道的な扱いの禁止
全てのハラスメント行為、体罰、身体的または精神的抑圧など、職場における嫌がらせや非人道的な扱いを禁止し、違反者は懲戒委員会に諮り厳重に処罰します。
児童労働の禁止
最低就業年齢に満たない児童対象者は雇用しません。18歳未満の従業員を、健康面や安全面で危険に晒される業務に従事させる事はありません。
差別の禁止
求人や雇用及び昇進、報奨、研修において、人種、肌の色、年齢、性別、性的指向、民族性、身体の障がい、妊娠、宗教、政治的指向、信条、組合への加入、配偶者の有無などの差別をなくし、機会均等と公平な処遇の実現に努めます。
適切な賃金
最低賃金、超過勤務、法定給付などの賃金関連法を遵守し、定められた期日に賃金を支払い、また不当な賃金減額を行ないません。給与明細は遅滞無く従業員に配信します。
労働時間
法定限度を超えないよう、従業員の労働時間・休日・休暇を適切に管理します。
従業員の団結権
関係法令に準拠して、労働環境や賃金水準等の労使間協議を実現する手段としての従業員の団結権、労働組合への加入または非加入、抗議行動や労働評議会への参加の権利を尊重します。従業員は報復、脅迫または嫌がらせを恐れずに、労働条件や経営慣行について経営層と率直に話し合い、不満を共有することができます。

2 安全衛生

機械装置の安全対策
自社で使用する機械装置類に適切な安全対策を講じ、適切なメンテナンスを行います。
職場の安全
職場の安全に対するリスクを評価し、適切な設計や技術・管理手段をもって安全を確保します。また、必要に応じて、安全に関する訓練や適切な個人保護具を従業員に提供します。従業員が安全性の懸念を提起した場合は誠意を持って対応します。
職場の衛生
職場において人体に有害な化学物質や廃棄物および騒音や悪臭などに接する状況を把握し、適切な制御および防護対策を講じます。
労働災害・労働疾病の排除
労働災害および労働疾病の状況を把握し、また適切な対策を講じます。
緊急時の対応
生命・身体の安全を守るため、発生しうる災害・事故などを想定のうえ、緊急時の対応策を準備し、従業員に周知徹底します。
身体的負担のかかる作業への配慮
身体的に負荷のかかる作業を特定し、災害・疾病に繋がらぬよう適切に管理します。
施設の安全衛生
従業員の生活のために提供される施設(寮・食堂・トイレなど)を清潔、安全に保ち、飲料水、空調設備、非常口などの適切なメンテナンスを行います。
従業員の健康管理
全ての従業員に対し、適切な健康管理を行います。

3 環境

製品に含有する化学物質の管理
すべての製品において、法令等で禁止または制限が指定されたすべての化学物質を管理し、関係法令及び顧客要求を遵守します。
製造工程で用いる化学物質の管理
すべての製造工程において、法令等で禁止または制限が指定されたすべての化学物質を管理し、関係法令及び顧客要求を遵守します。
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステムを構築し、運用します。
環境への影響の最小化(排水・汚泥・排気など)
排水・汚泥・排気などに関する法令等を遵守し、また自主規準をもって更なる改善をします。
環境許可証/行政認可
法令等に従い、必要とされる場合は行政からの許認可を受け、また要求された管理報告を行政に提出いたします。
資源・エネルギーの有効活用(3R)
省資源・省エネルギーを実行するため自主目標を設定し、また継続的な資源・エネルギーの有効活用を図ります。
温室効果ガスの排出量削減
温室効果ガスの排出量削減および最終廃棄物の削減を実行するための自主目標を設定し、また継続的削減を図ります。
産業廃棄物削減
最終廃棄物の削減を実行するための自主目標を設定し、また継続的削減を図ります。
環境保全への取組み状況の開示
環境活動の成果について、必ず開示いたします。
生物多様性の保護
生物多様性保護の基本原則に賛同し、構内や敷地内の自然環境維持に努めています。

4 公正取引・倫理

汚職・賄賂などの禁止
政治・行政との健全かつ正常な関係を保ち、贈賄や違法な政治献金などを行いません。
優越的地位の濫用の禁止
優越的地位を濫用する事により、取引先に不利益を与える行為を行いません。
不適切な利益供与および受領の禁止
顧客および社会との関係において不適切な利益の供与や受領を行いません。
競争制限的行為の禁止
公正・透明・自由な競争を阻害する行為を行いません。
正確な製品・サービス情報の提供
消費者や顧客に対して、製品・サービスに関する不正確な情報を提供しません。
知的財産の尊重
他者の知的財産権を尊重し、侵害しません。
適切な輸出管理
法令等で規制される技術や物品の輸出に関して、管理体制を整備して適切な輸出手続を行います。
情報公開
顧客および社会に対して虚偽や不正確な情報提供を行いません。
不正行為の予防・早期発見
法規制や社会的規範を認識し、不正行為の予防と早期発見を行います。
報復の禁止
従業員や下請け業者からの告発に対しては、告発者の秘密を守り、保護します。
責任ある鉱物調達
弊社の製品に含有されるタンタル、錫、タングステン、金が、コンゴ民主共和国とその近隣国における深刻な人権侵害の加害者となっている武装グループに資金や利益を提供するものでないかどうかを確認するために、鉱物の原産地と流通過程について、サプライチェーンを通じて調査し、顧客の要望に応じて正確に情報を開示します。

5 品質・安全性

製品安全性の確保
お客様のご意見・ご要望を生かした製品設計に努めています。
品質マネジメントシステム
品質マネジメントシステムを構築し、また運用します。

6 情報セキュリティ

コンピュータ・ネットワーク脅威に対する防御
コンピュータ・ネットワーク上の脅威に対する防御策を講じて、自社及び他社に被害を与えないように管理します。
個人情報の漏洩防止
取引先・第三者・自社従業員の個人情報を適切に管理・保護します。
顧客・第三者の機密情報の漏洩防止
取引先や第三者から受領した機密情報を適切に管理・保護します。

7 社会貢献

社会・地域への貢献
国際社会・地域社会の発展に貢献できる活動を自主的に行います。

国連グローバル・コンパクト

当社は、国連の提唱する人権、労働、環境および腐敗防止に関する普遍的原則である「国連グローバル・コンパクト」への参加を表明し、2011年10月7日付けで正式加盟致しました。
当社は、グローバル・コンパクトの10原則を支持し、事業活動を通じて社会貢献致します。

グローバル・コンパクトの10原則

人権

原則1:
国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重する。
原則2:
自らが人権侵害に加担しないよう確保する。

労働

原則3:
組合結成の自由と団体交渉の権利の実効的な承認を支持する。
原則4:
あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持する。
原則5:
児童労働の実効的な廃止を支持する。
原則6:
雇用と職業における差別の撤廃を支持する。

環境

原則7:
環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持する。
原則8:
環境に関する大きな責任を率先して引き受ける。
原則9:
環境に優しい技術の開発と普及を奨励する。

腐敗防止

原則10:
強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組む。

Global Compact

グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン
ルビコンは、国連グローバルコンパクトへ加盟しています。