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エレクトロニクス技術を通じて社会のDX推進に貢献するルビコン製品

エレクトロニクス技術を通じて社会のDX推進に貢献するルビコン製品

今や、身の回りの様々な機器がIT化/電子化され、電子機器は世の中に欠かせない物となっています。そのエレクトロニクス分野では、コンデンサも欠かせないアイテムであり、ルビコンは、主要生産品であるコンデンサを様々な電子機器に提案/供給し、エレクトロニクス技術を通じて、社会のデジタルトランスフォーメーション推進に貢献しています。

導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ

アルミ電解コンデンサの中で導電性高分子アルミ固体電解コンデンサは、他のコンデンサに比べて使用温度範囲が広く小型で低ESR、高リプル電流という高性能化の特徴を持っています。この技術を使うことにより高効率の電源設計が可能となり、従来のコンデンサでは実現出来なかった員数削減が可能になります。これは高効率というだけではなく、小型化・員数削減による省資源化や脱炭素にも貢献することが出来ます。

高性能導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ採用による員数削減例

導電性高分子アルミ固体電解コンデンサは従来のアルミ電解コンデンサと比較して非常に大きなリプル電流を流すことができます。一例として従来のアルミ電解コンデンサが6個必要だった箇所を同等性能で1個に置き換える事ができ基板上のスペースを大幅削減でき、機器の小型化に貢献できます。

薄膜高分子積層コンデンサ PMLCAP

当社独自の技術で開発されたPMLCAPは、極めて理想に近い特性を実現し、電子機器の高性能化に貢献しています。PMLCAPは、電極及び誘電体を真空蒸着で形成する画期的な技術の採用により、従来のフィルムコンデンサと比較して大幅な小型化を実現した面実装型フィルムコンデンサです。優れた周波数特性、温度特性を有し、高誘電率系の積層セラミックコンデンサと比較して、「バイアス特性」「うなり音特性」「高調波歪み率」等が優れています。その特性を見いだされ火星探査/地震計にも採用され、2018年11月に火星の赤道に近い平原に着陸し、火星の地質活動や内部の様子を探るための超高感度の地震計のセンシングキーパーツとして貢献しました。当初2年間の探査活動の予定でしたが、予定を上回る4年間活動し、2022年12月に通信が途絶えてミッション終了しています。

車載用アルミ電解コンデンサ

C (Connectivity) A (Autonomous) S (Shared & Service) E (Electric)化で車載への電子部品搭載数は年々増加しています。車両の電子部品コスト比率は、1980年代は約3%でしたが、近年では約40%にまで増加し、脱炭素化に伴うEV、FCVへの置き換えにより電気自動車では約70%と更に増加が見込まれます。ルビコンでは、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(PZ-CAP)と共に従来のアルミ電解コンデンサも車載用途品の開発を進めています。